派遣の仕組みと活動体制
事案発生を把握すると保健所による対応・感染症医療支援チームの派遣調整とともに感染症協働支援チーム(医療福祉クラスター対応班)も派遣調整を行います。感染症協働支援チームはDMATだけでなく、DPATやNPO医療チーム、広島県看護協会からの派遣看護師も含まれます。
医療福祉クラスター対応班は県庁等に設置された医療福祉クラスター調整本部の指揮下で活動します。クラスター調整本部は感染状況に合わせて、毎日もしくは週に何回かオンラインでの調整会議を開催し、各圏域保健所などの行政・感染症専門家・現地活動支援者など関係者全員により、県下における感染状況や現場状況などが情報共有されます。
初動における緊急的な現場支援
病院・施設での事案発生では、圏域担当の保健所や感染症専門家と一緒に現場へ入ります。CSCAを原則とした現場支援活動を進めながら、緊急度や優先順位を判断しながら、個々の事案対応もしくは資源調達を行います。職員のお困りごとを聞いたり心のケアなどの配慮も必要です。
【写真】特定非営利活動法人ピースウィンズ・ジャパンによる病院支援活動
事業再開に向けた感染対応への取り組み
業務停止した外来診療やリハビリ、介護サービスなどその事業所サービス全てを再開させるには、職員全員の感染対応能力底上げが不可欠です。緊急対応が必要な急性期が過ぎても、継続的な感染症対応が出来る組織になるまでサポートします。
【写真】特定非営利活動法人ジャパンハートによる病院職員への感染症対応研修